ソウルバースセラピストで産婦人科医の
小林桜です。
2022年12月10日に谷中のギャラリーサロンkuukiにて
「子宮カフェ」を開催しました。
「子宮カフェ」とは
グループセッション兼、フリースタイルなお話会で、
3年前に始めた企画です。
なんと、今回で第26回になるってよ!
すごいですね、パチパチバチ~。
ホリデーシーズンっぽいスペシャルな様相でして、
エネルギー高い系のお客さまたちをお迎えしての
にぎにぎしい女神の集いのようになりました。
まず、
Jさん→ベテラン助産師 X スーパー母ちゃん
Hさん→新米助産師 X ゆるっと性教育ファシリテータ
Kuuさん→天才舞台衣装作家 X kuukiオーナー
私→産婦人科医・ソウルバースセラピスト・ヒーラー
が集まって、まったりおしゃべり。
自己紹介し、お茶飲んだり、遊びでライブ配信したり。。
そして途中から、
アコヤ(役名)さんがオンラインで参加してくれました。
先月私も観に言って号泣した奇跡の
で主役を演じきった、しかも筋ジストロフィーを抱える
妊娠8ヶ月のスーパー妊婦さんなんです。
話した内容は、もちろん個人的なことも多く
私なんぞはメンズに対する暴言もあり!苦笑
基本「子宮カフェ」はオフレコですわ。。汗
いつもは顔出しもなしです。
でもね、
今回これだけは記録させておいてください。
と、その前に横道にそれるようだけど、
この際長〜い前置きを話させてください。
実は、
私が2020年末頃から
コミュニティに関するとあるテンプレートに
強く惹かれていました。
それは、
「月の小屋」というコンセプトのことです。
もともとこれは「オニババかする女たち」で有名な
三砂ちづる先生の本のタイトルです。
この短編小説には、
女性のからだの営みに関するとても素晴らしい描写があるので
ぜひ本を読んでみてもらいたいんですが、
その中にこんなことが書かれています。
昔、村には小屋があった。
そこは月経のとき女が身を寄せる場所であり
お産婆さんの世話で女が出産する場所であり
そして、実践的な性教育がされる場所であった。
と。
性教育といっても、今あるそれとはイメージとは違います。
それは、
女の子が嫁ぎ先で大切にされて幸せでいられる準備としての
大人の女からの伝授のようなもの。
それは、男の人を受け容れるよろこびを
肌を通じて味わえるためのもの。
そしてそれは、豊かなお産体験につながるようなもの。
「月の小屋」という言葉は、
著者のオリジナルというよりは
おそらく一般的に「月小屋」「月経小屋」などとして
認知があるのでしょうが、
私は初めて知りました。
きっかけは、
かつて私がスローセックスのA先生に入門していた時のこと。
からだにわずかに触れるタッチを
女性の全身に丁寧に施すセラピーを通じて
パートナーとの幸せなセックスの入り口をお伝えする
活動をしていたんです。
それを産科医のT先生に話すと
「高貴な仕事だね。まさに、「月の小屋」のようだ。」
と、言ってもらったことが始まりです。
この本を初めて読んだ時、
体の奥底から特殊な震えが沸き起こるのを感じました。
私のやって来ていることは、
もしかしたら「月の小屋」に集約されるんじゃなかろうか。。
なぜか、私はそれを本能や直感で知って、
知らないけどどこかではっきりと知っている道を
探して選んでいた気がする。。
そう思えてきて、自分のたましいが震えるのを
はっきり感じたんです。
私が20代後半で産婦人科医になり、
恍惚とした自然のお産に魅了されたことも。
産科の第一線から離れて随分経つ今も
未だにお産に未練たっぷりであることも。
標準的な医療の枠をはみ出てしまい、
ヒーラーシップ、心理セラピーを訓練することを選び、
国内外のあちこちへ学びに行き、
体や意識の感性、人の全体性について
自分なりに研鑽してきたことも。
2013年に38才の時自身も娘を出産した時は、
理想的なお産だ。と、
当時勤務していたM病院の
今は故人になった女性院長をそういわしめた、
今の病院産としては珍しい、実に主体的で本能的な、
野生と静寂を感じる豊かなお産を経験したことも。
その後、
パート勤務医としての一般診療と並行し
それと別枠でヒーラー・セラピスト活動の実践の場を
小さく開き独自の活動を始めて。。
2019年からは
「子宮カフェ」というサロン的な活動を通じて
場づくりを開始。
2020年には
大人の女性にセックスを伝える活動を開始するとともに
性の領域の探究を開始。
と。
私は情熱を感じたら、それが何かはよくわからないけど
気づいたら走り出している。(牡羊座の特徴だそうです。)
どこに行くんだろう、私は。。
シングルで娘だってまだ小さいのに、
こんな無計画なことで、自分の生き方はこれで大丈夫なんだろうか。
と、不安にならないわけではなかったんですね。
そして出会ったのが
「月の小屋」というコンセプトです。
近代的な医療に、自らのいのちを依存させるようになる前の
日本の村・共同体の持っていた「機能」なのです。
私は、「なぜかそれを知っている」という類の
女性の集合体の持つ「叡智」に貫かれて
そこに向かっていることが、もはや疑いようがない。
観念しました。
そこからは私は、
「月の小屋」に「かたれそうな※」人たちとリアルで話し、
オンライン上でも発信し、
あるいは医療場で診療にそのコンセプトを混ぜ込んだり、
コンセプトを共有する活動、共感・共振をすることを
すぐに1人でできるレベルのことから始めました。
※ここでいう「かたる」とは
語る+参加する、の意味合いがある
学生時代に覚えた方言ですが、
今はこの言葉を使いたい私がいます。
もともと自分の感性主体に歩んでいるからこそ
傍受するに至ったテンプレートです。
そのまま自分の感性に沿って進む道しか見えず。
小屋を下すにはサポートが必要だけど、
具体性を持っていつ何をどうしてください。
ということが、ぴたっとこずなかなか言えません。
随分もどかしいこともあった気がするし
周りで私の熱を感じ取って応援してくれる人たちにとっても
そうだったかもしれないですね。。
とにかく全くまっすぐでもなければ
順調でもない軌跡を描き、
渦を巻きながら、、
気づいたら2年経ち、
2年分だけ進んだんだな。
と今は思うんです。
そして、
この度「子宮カフェ」が開かれました。
私を含め、参加者全員にとって明白になったことは、
「月の小屋」は、もうここではじまりつつある。
ということでした。
今回急な声かけで集まってくれた参加者は
助産師・妊婦・産婦人科医・小屋を貸してくれる人でした。
段取りなしのフリートークの会ですが、
それぞれみんなおのずから
「月の小屋」に「かたって」いました。。
というわけで、、
第26回「子宮カフェ」には
「月の小屋」の原型があらわれるのを目撃した!
と言えるでしょう。
宙に浮かんでいた「月の小屋」は
もう私だけが語るコンセプトだけではなくなった。
共有がなされ、
人に認識できるくらいの濃さ・重さになり
具現化がはじまっているのです。
そうそう、そんな感じでいいよ。
生まれてよかったね。おめでとう。
「子宮カフェ」がおひらきになったkuukiにて、
次の「月の小屋」はいつ開きましょうか?
という声が出てきて
その場に残ったメンバーが
スケジュールを調整がなされました。。
すごいすごい。感動。
きまりつつあるのは、
2月11日(土)、
これから生理の女の子たちが来たりして
布ナプキンも紹介したりとか、
もしかしたら草木染めしちゃう?
とか。そんなふんわりと楽しい話が出て
ニコニコになりました。
ね!
これは別の話になりますが、
性教育に想いを持つ鍼灸師Aさんとも
生理のことや簡単にできるセルフケアを伝える会を開けそうで、
こちらは3月12日(日)です。
今のところそんな感じで
来年は「月の小屋」の輪が広がるみたいですね。。
とにかく、私はとっても嬉しかったので
久しぶりに「子宮カフェ」レポート書きました〜!
参加してくれた女神のみなさん、
参加できなかったみなさん、
応援してくれたみなさん、
見守ってくれたみなさん、
本当にありがとうございました。
これからは「月の小屋」クラブ活動が
始動します。
読んでくださりありがとうございます。
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◎最新のお知らせ
♪new 女性のからだの豊かな営みサークル活動 谷中「月の小屋」はじまってます。
10歳以上の女性がご参加いただけます。
次回6月10日(土)、7月10日(日)14時〜16時→お問い合わせください。
♪「女性のためのお薬の使い方」森の漢方薬局芍薬堂 土屋芙紗子さん
6月10日(土)11時〜12時半 谷中kuuki 参加費3000円(学生1500円)
♪古神道家矢加部幸彦先生の「鎮魂禊行法ワークショップ」
【募集中】7月15日(土)、9月9日(土)
♪古神道家矢加部幸彦先生の「禅密気功ワークショップ」
【募集開始】8月27日(日)
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