私は呉市から広島市に幼稚園の終わりから電車とバスを乗り継いで通学していたのですが、
小学校5年生の途中に地元の小学校に転校しました。
妹の病気をきっかけに、母が教育方針を変えたのです。
随分突然だったように記憶しています。
それまでの私はあまり他人と自分の違いとか意識することが少なく
のんびりとやって来ました。
でも、
転校先ではいろんな意味で注目を浴びてしまい、
自分が周囲にどう見られているのかを意識するようになりました。
小学生なので、
背が学年で一番高い(160cmくらい)
勉強ができる(私学の時は当たり前の塾に通っていたので)
水泳がうまい(いい教室に通っていたので)
うんぬんかんぬん。。
転校生はとにかく目立つ!
6年生女子グループに取り囲まれていびられそうになったり。
男の子と腕相撲して遊んだりするのが好きだったので、
クラスの女子から嫌味を言われたり。
担任の先生はやたら横着?な人だったという印象です。
学習障害のある人の勉強の面倒を見るように私に言うことも多くありました。。
それ自体は私も嫌でなかったのですが、
クラスや学年の秀でた存在という印象が、
先生の対応によって逃れられなくなり
子どもの私は、自然にその期待に応えるわけです。
転校という環境の変化で
周りからの取り扱いが激変し。
私自身、自意識が過剰になってしまったようです。
自分の感覚や内面を中心にした世界観から
他者の評価を強烈に意識する世界観へ。
そして、
私がずっと人生に感じて来た窮屈さは、
この時期に始まったと思います。