【小林桜ものがたりvol1】私が生まれるまでのこと

今日から、

私の生い立ちや人生経験についてもフルにお話していこうと思います♡

お付き合いいただけたらとっても嬉しいです。

今日は「私が生まれるまでのこと」についてお話します。

私の両親はお見合い結婚です。

父は外科医の勤務医、33才の当時にしたら晩婚。

母は大阪で開業している内科医の次女として育ち、25才での結婚。

結婚して広島で生活を始めた夫婦は、とくに父方からまだかまだかと言われつつ

結婚1年で私を授かりました。

よかった♡

父方の地元は広島県の呉市、

東洋一の軍港として繁栄した時代に曾祖父が大病院を運営していました。

敗戦をきっかけにさびれました。

祖父母の代は父にとても期待して、

父は「本当は数学か物理をやりたかった」けど、周囲の期待に応えるように医師になったようです。

そして父はその後地元の呉市で外科医院を開業しますが、

結婚したときからすでにその病院の跡継ぎを期待されていたでしょう。

私が生まれるときは、今と違って生まれてはじめて性別が分かる時代です。

女の子とわかって、「男じゃなかった。」と思った身内もいただろうと思います。

母は大阪市の実家に里帰りして私を出産しました。

母はどちらかというと子どもっぽい性格なのです。

お産が始まって入院してもなかなか産まれてこないもんだから

「途中でお産をやめて帰ろうと思った。」

と言ってます。 (笑)

つまり、母にとっては他人事だったんですね。

親の意向で結婚して、周囲の期待を一身に受けての初産。

本人にとっても誇らしくもあっただろうなあ。と想像します。

そしてその母が母となったプロセスが、

私の娘としての痛みにもつながり、

それがさらには私がこのような人生を生きているたましいの動機にもつながっていると感じます。

もちろん、肯定的な意味で。

それが母との始まりです。

私は、産婦人科医として人と接する機会には

つねにその人が自分自身の本当の願いとつながっているのか?

主体的であるのか?

を捉えるようにしています。

それが、生命力を発揮するにとても重要なことだと理解しているからです。

できるだけたましいの願いに沿って生きること。

それが意図されていなくて痛みが生じていたとしても、

たましいは間違えない。

のです。

 

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