【外来日誌vol9】看護師さんは恋女房。

ソウルバースセラピストで産婦人科医の

小林桜です。

最近の外来診療は、

楽しく駆け抜ける感じで終了する日が続いていたのですが、

今日は久しぶりにとってもぐったりしました。

 

終わってからぐったりとなるのは

少し前までは常の状態だったことを思うと

 

久しぶりに。ってことは、

最近仕事を調子よくこなせるようになってた

ってことでもあるな。。

って思いました。

 

診察中は目の前の受診者1人ずつに集中して過ぎていくから

ぐったりしている要因について

振り返ってみないと思い出せません。

 

単純に受診者の数が多かったのに加えて

今日は私自身のコンデイション調整のピンが合わない

みたいなのや

受診者が抱えているものの濃さや質感とか

コミュニケーションの独特さとか、

まあ

いろんな条件が揃っていて。。

 

病院近くのカフェで

今ようやく正気を取り戻してきた感じで

これを書いています。

 

大変だったけど無事乗り切れた。

何が私の助けになっていたかなぁ。

ってことなんですが、

 

私と一緒に働いてくれる看護師さんが

途中で私をはげましてくれたこと。

がはっきりと思い出されました。

 

先生、今日は調子がくるっているな。

って当然気づいたのでしょう。

 

難しい対応だった患者さんが入れ替わる合間に

「先生、頑張ってください。」

と後ろで声をかけてくれました。

 

今日は、あれがなかったらどうやって

終わっていただろうか。。

と思うような日だったので、

思い出しつつ、じんわり涙でちゃいました。

前に、風俗業界出身の看護師で研究者

っていう、

ストレートでない独特な経歴の方と話した際に

話題に上がったことがあります。

それは、

日本の看護師さんたちは

医師が仕事がやりやすいように

医師別にきめ細やかな対応をするのが

当たり前でびっくりした。ということ。

 

例えば、

A医師には〇〇という診察器具はこちら向きに出すが、

B医師には別の角度で。とか。

 

「すごいよね~、ありがたいよね~。」

と私が言い、

彼女は「信じられない、ありえない、って思った。」

と言いました。

 

今日はなんとなくそのことを思い出して。。

 

いつも私は

一緒に働く看護師や助産師たちと

励まし合い助け合い

仕事してきたつもりだ。。

と、思っていたのですが

 

今日のお仕事を通じ

彼女たちは

常に私の得意なことや苦手なこととか

人としてや医師として

いろんな意味での質を

全体として受け止めてくれていて

 

そばで、

私の斜め後ろや背後とかにいて

私を見守ってくれている。

 

私が苦手なことが出てきたら

その対応の仕方まで

そっと教えてもらったりも

私はたくさんしてきたのです。

 

影でフォローされたことは

私が気づいてないところで

きっとたくさんあるはずなんです。。

 

きっと不満や不信もないことはないでしょう。

 

彼女らのその姿は

まるで、働いている亭主を

影で支える女房のようではないか。

 

そして、

私はそれがあるのを当たり前と思ってる

ちょっと間抜けな亭主のようじゃあないか。

と、初めて気づいてしまいました。。汗

 

これまで

仕事仲間として丁寧に接してきたつもりだし、

お互い専門職でプロなんだから、

仕事はできて当たり前。

 

というスタンスでいましたが、

今日一日

私の調子がずれていたにもかかわらず

お仕事をさせていただけたことは、

 

今日私をサポートしてくれた

看護師や助産師たちのおかげであり

また、これまで一緒に働いてくれた

看護師・助産師たちの

影のサポートやお引き立てがあってこそ。

なのですね。。

 

彼女たちが

私を私としてパフォーマンスを最大にできるよう

活かしてくれてきたし今もそうだということ。

 

それは決して当たり前のことではなく、

職業で磨かれた

彼女たち自身の持つ

思いやりや慎ましさや温かさに

甘えている。

っていうことなのでしょう。

 

甘え下手な長女。

 

っていう感じのセルフイメージを持っていましたが、

基本的に甘えて生きていたんだな。

 

そして、

彼女たちが寄せてくれる思いや信頼や

温かなプロ意識に

お応えできるようなお仕事をやって行けるよう

心がけます。

 

ありがとう。

大切にします。

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