【小林桜ものがたりvol7】ありのままを見る。そして周りに流されてしまう小学4年生。

小学4年の頃だったと思います。

図工の時間に。

部屋の奥側に暗幕カーテンをして光を完全に遮り、廊下側からのみ光が入ってきます。

図工の先生が、美術用の白い円柱を教卓におきました。

部屋の電気を消します。

そして、

「この円柱のどこが一番暗いですか?」

という質問に4択で挙手で答えさせます。

圧倒的に「一番奥に近い端」が暗いというクラスメートが多い中、

一人だけ「奥側の端から2番目」と答えた私。

実は私だけが正解。

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その時先生は正解を伏せたまま、

「では、もう一度聞きますね。」

と同じ質問を繰り返しました。

今度はより多くの人が

正解の「奥から2番目」に挙手。

そして、

私は「一番奥」に挙手しました。

自分だけが正解していることに不安を覚えて周囲に流されたのでした。

人はものごとを見るとき、その人のフィルターでを通して見ます。

先入観が入り込んでいるものです。

この場合、

部屋の奥が暗いんだから一番奥が暗いはず。

という先入観を多くの子供が持っていたことがわかります。

その中私は「ありのままを見て捉えること」ができました。

先入観というのはなくなることはない。

私自身はいつもそう思っています。

自分の見たいように見るものだと思っています。

だから、

なるべくありのままを見たいと意図すること

先入観の存在を意識しておくことが役にたつと思います。

この授業での出来事は、

私の特徴と課題をよく表しています。

周りと同調せずにありのままの「光」を感じ取る感受性と意図がある。

それと同時に

周りの人が気になって自分自身を貫けない面があること。

これからは突き抜けていこう!

今はそれが私自身を救い、それが私に関わる人の役に立つ唯一の道だ。

という気がするから。笑

 

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