「子宮が使われない」という虚しさ。

前の記事の続きです。

「カラダ売った方がマシ!」正直な私との対話。

そして

まだもう一つ大切な問題がありました。

 

それは

私が心底感じている「虚しさ」

についてです。

 

「虚しさ」についてもまた

私自身と話をする必要があったのです。

 

多くの女性たちが「子宮」を使っていないこと

に対してえもいえぬ残念さを感じている。

と気づいて、これが私の中で無視できないくらい

膨らんでしまっていたのです。

 

ただ検査を受け

「病気がある・なし。」

を調べて、

「あったら治療する・医学的適応がなければ放置する。」

それで、いいんだ。

 

みたいな風潮に

多くの女性たちが流されているように

私の目には映ってしまうのでした。

 

それでも人生に満足そうならいいけど、

なんだか虚しくない?

って言いたくなるような女性たち。

 

大きなお世話かもしれないけど

日々そういう人を1日に何十人と診ていると

やるせなさでいっぱいになってきて。

私の心からが溢れはじめている。

 

という問題でした。

 

産婦人科医としての私は

我が国の女性たちの「子宮」に仕えている

という意識でいます。

 

もちろん私が好き勝手にやっていることですが、

それがこの職業本来の仕事の目的でしょう。

 

それなのに、

私が仕えている「子宮」を使わない女性たちに

ものすごくたくさん出会うのです。。。

 

私は何やってるんだろう。。虚しすぎる。。

 

これが私の、あるいは女性たちの

「個人的な問題ではない」のは

わかっていますが、

では、これは何のための仕事なのか。。。

 

私、フェイクは苦手なんです。

できるだけ真実味のあることをやって

いきていたいんです。

ついでにいうと、

結果を見通しにくいことも苦手なんです。

 

目的を見失い、もうどうでもいいや。。

という投げやりな気持ちになってしまい。

この仕事もう続けられないかもな。。

というスパイラルが始まる。

 

理解されないかもしれないけど、

ここでいう

「子宮を使う・使わない」とは、

文字通りの意味もありますし、

比喩的といえるような意味も含んでいます。

 

私自身はこれまで、

医学部で学んでいる時期に

「医療気功」に触れる経験から始まり、

米国トップのヒーリング学校で

自己の知覚を通じて「ヒーリング科学」を学ぶ機会を得た。

 

など、

目に見える肉体以外にも

意識体ともいえる生命場について

その生理と病理について、

未熟ながらも研鑽してきました。

 

だからここでは、

「そういう意味」を含む。とだけ、

ざっくりといっておきます。

 

で、

そこからさらに対話がすすみました。

 

「自分の目の前に見えていることは

自分の内面を映し出している」

 

という鏡の法則的なものに照らし合わせるならば、

 

「子宮を使ってもらえない」と嘆いている

私自身こそが「子宮」を使っていないんじゃない!

ということになります。。

 

なるほど、そっかそっかー。そうだったか。

 

 

。。思い当たる節はあります。

 

今の私の子宮は、

暗いエネルギーに覆われているかのように感じられた

20年前と比べると

随分明るく清々しいエネルギー状態になったと思います。

 

でも最近でも

下腹部の子宮あたりはなんとなく

ひんやりした感じなんですよね、実は。。

 

45才になった今、肉体的な「子宮」としては

私はもう子どもを産んだりはしないでしょう。

もう一人子ども産みたい!

って切迫した気持ちに突き動かされて

でも叶わず辛かったのも、

肉体の変化とともに心は安らいできました。

 

そして今「子宮」を使うとしたら、

肉体的なこと以外にどんなことだろう。

 

「子宮」は他者をありのままに受け容れる「意識の器」

として捉えることができるでしょうか。

 

自分自身の子宮的意識とつながり

他者とつながることができる「場」を開き

共鳴する人たちと作るオーガニックな「場」で

子宮的意識を育て、

さらに周りの人たちへと「場」を展開して生きたい。

という想いにたどり着いたのです。。

 

つづく。

 

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