【お産蜜月 第六話】離島。生命のリズム。

愛しい君、お産よ。

 

浪花節病院で研修医として過ごしたの2年間のうち、

最後の2ヶ月間は

温泉と山と海がある美しい離島にある

Y病院で過ごした。

 

きれいな手術室が2つもありMRIなどの

医療設備が整っていた。

 

島民がお産するときは

あらかじめ本土に渡って待機したり

計画分娩をする人もいるそうだが、

 

Y病院が出来てからはそこでお産する人もいるようだった。

 

といってもそんなに件数はなかった。

 

君を見かけたのは、2回くらいだった。

 

確か、助産師さんがいて産婦は横になっていて

比較的ゆったりした雰囲気だったのを

ぼんやり覚えている。

 

LDRという

1畳分くらいの広さのベッド型の分娩台があって

窓からは海も見えたっけ。

ここならお産するのはゆったりしていいなあ。って、

私はその上で仮眠をとったりした。。

 

前任の同期は、到着するなりエレベーター内で産まれちゃった!

とかいってた。

 

おばさんの産婦人科医が1人いて

たまにある手術に入らせてもらうと

あんまり器用じゃない手つきだなって思ったが、

産婦人科の手術ってのは、大体そんなふうでうまくゆく。

と、わかったのは後からのこと。

 

それに、その病院には腕利き老外科医がいたし

補い合いながらやっているようだった。

 

島民にとっては

女性の産婦人科医がいることは

いざという時にはありがたい存在だろう。。

 

都市から離島のY病院にきて、

内科・外科・救急・老年に関わる地域医療に触れた。

 

自然に囲まれた暮らる人たちの生命のリズムは

大地と調和的であり、

基本的に安心感に包まれていると感じられた。

 

そして、そのコントラストは

Y病院での離島研修が終えた私が

大学病院Aの産婦人科医局の一員となったときに

より濃く浮かび上がった。

 

以後、産婦人科医としての私を育ててくれた

都市部の大学病院A。

そこの一員として過ごした5年間、あろうことか

君と戦うようになるのだ。

 

生命のリズムは

住んでいる土地や

暮らしぶりから大きく影響を受ける。

ふだん呼吸の深さも違う。

もちろん、お産も変わる。

そして、きっとセックスも。

 

君も、都会暮らしだと何かと大変だよね。。

じゃあまた明日。

追伸:手でからだにふれることはかなりステキ!可能性を探求中。

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