ソウルバースセラピストで産婦人科医の
小林桜です。
「子宮カフェ@大阪」を開催したレポートしたいんだけど
その前に、
私の家族の話をしようかな。
大阪で子宮カフェ初開催の前夜のこと。
私は京都に住む両親宅に
娘と妹家族と過ごしていた。
私たち家族はもともと広島県呉市の出身だが
両親は仕事のために引っ越し
ずいぶん前から京都住んでてもうずっといるだろう。
私自身も社会人になってすぐに大阪で働き、
京都にも住んだりした。
あの夜、母が子どもたちをお風呂に入れてくれて
妹と2人になった時、
私「明日、「子宮カフェ」っていうお話会開くんよ。
「子宮」をテーマに集まって話したりする。
「子宮」の話しようって言われたら、どんな?」
とリサーチがてら話をふってみた。
妹「・・・子宮か~。うーん。
え〜。
子宮ってどこにあるん?」
え?!そこからか~。なるほどね。。
と思いつつ、
じゃあ立ってみて。
と、骨盤周りを触りレクチャーしながら
妹が第1子を妊娠中、
大阪で働いてた私が経過を診ていたことや
苦い家庭内のドラマがあったことなど
思い出したりしていた。
そして、
「どこにあるか」について実際翌日の子宮カフェの参加者から
全く同じ質問が出たので
女性は内性器の位置を知らない人が多いのかもしれないね。
そこへ、
子どもたちがお風呂から上がってきた。
子どもらしさ満点の甥(3才)に妹がインタビュー。
妹「Uくん、お母さんのおなかの中におる時、
どんなだった?覚えとる?(広島弁)」
甥「うん。こ~んなだった。
で、ここからこんなふうに み・て・た!」
と身振り手振りつきで答えが返ってきた。
ほほー。
次に娘(6才)に私が聞いてみた。
私「Mもおみやさんがあるでしょう。
おみやさんのこと、どんな感じがする?」
(我が家では「子宮」や「生理」のことを
おみやさん と呼んで教えている。
子どもを宿す「お宮」だからね。)
娘「えっと、女の人だけあるんだよね~。。♡」
そうそう。なかなか的を得てる。
そうだよね、
女も男も、子どもも、
子宮に関係ない人っていないよね。
そりゃそーだわ。
なんて思って妙に安心した。
その晩はひとしきり「子宮」に思い巡らせて
家の中で一番遅く床についた。
翌朝、
娘は実家に預かってもらい大阪へ。
午前はひさびさの大阪個人セッション、
午後は「子宮カフェ」が初開催となる。
阪急電車に乗るために桂駅まで
母に車で送ってもらった。
母と私は、
仲悪いとは言わないが 人として相性が良くない。
母こそ私の「ザ・子宮」なのだが。
でも、だからこそ、なんだよね。きっと。
母「今日の仕事は病院?」
私「いや、カウンセリングとイベントなんだ。
「子宮カフェ」。集まって「子宮」の話をする。」
母「へ?「子宮カフェ」?なんなんそれ?笑
「地球カフェ」か?と思ったわ。
そんなんなんかありそうやん。(母は大阪出身)」
だと。
う~ん。ズレてるけど、
どこかが妙に合ってるんだよね。。
さすが「ザ・子宮」。ばかにならない。。
ちなみに父には何にも聞かなかった。
私「もう行くね。そのまま東京に帰るから。」
父「まあ、あれじゃ、母さんからきいとるじゃろ?
なんだったら(東京で大変だったら)ここに帰ってこい。」
とかみたいなことを出がけに言われた。。
ご心配おかけしています。笑
もし「子宮」の話しようって言ったら、
父はなんといったかなぁ。
そして大阪は池田へ向かった。
途中、私が産婦人科専門医のトレーニングをさせてもらった
大学病院が車窓から見えた。
そういえば
私は母が里帰りして大阪で生まれたんだったな。
あん時もこん時も 結構大変な思いしたなぁ。
大阪で。
とか思いながら。
つづく。