ソウルバースセラピーとは
目次
◎人がこの世に生まれる時のこと
私たちは誕生の時、
母の胎内から私たちの住むこの世界へやってきます。
胎内では胎内循環と呼ばれる
胎盤とへその緒を使った母体血とやりとりする仕組みで
いのちを膨らませてきます。
そして、
胎内からこの世界に生まれ出て、
文字通り生まれて初めての息をする時、
私たちは自分の心臓の循環の仕組みを大きく切り替え、
それまで羊水で水浸しだった肺を膨らませて
この世界の空気を吸い込み全身に取り入れ、
それまでと全く違う新しいやり方で自分の体のすみずみの細胞へとこの世界に満ちている酸素を送り出します。
この真新しい「仕組み」が働かなければいのちはないかもしれないという最大の危険をはらんだ行いです。
私たちはみなそのようなとてつもない危険を冒してまでもこの世に生まれてきたのです。
私は産科医として経験したことが最も深く、医療の中でのお産の場の中で新しく生まれ出でるのその小さき人の大きな勇気を讃えて見守ってきました。
産道という関門をするりと抜ける人もあれば、とても危険な状況で医療の手助けを必要として生まれてる人もいます。
生まれないまま帰ってしまう人もいいますし、生まれて間もなく亡くなってしまう人もいます。
いずれにせよ、新しくこの世に生まれようとする人のいのちがけの挑戦の尊さを信じて見守る。という姿勢でいることが一番の助けになるということ。
そして、時には生まれ損なうかも、とハラハラさせられる危険な状態でやってくる人もあります。
そんな時こそ、医療技術を持った産科医として救命を目的として介入するのが使命でした。
死が訪れる時、それに抗うことはできない。
ということも学びました。
ですので、
これを読んでいるあなたは勇気を持って、出生という関門を通り抜けた大成功者なのです。
◎「ソウルバース」に込めた意味。
ソウルバースセラピーのソウルバース(soul birth)は、soul=たましい が birth= 生まれることを見守るという私の基本的な在り方を表した造語です。
赤ちゃんとして胎内からこの世に生まれ出た後、
私たちは母子蜜月の世界からより広い家族の場へ、
さらに幼稚園や小学校などの社会へ、
という具合に、
いのちの探求する「面(フェーズ)」を次へ次へと順々により広く成熟を伴うものへと移って行きます。
性徴の時、結婚、出産、閉経などは「通過儀礼」として、後戻りできない関門としてあげられます。
人生の中でそのたましいが求めていることに沿って生きる時、
どんな「関門」や「通過儀礼」を経てどんな「面」へと移っていくのか。
それは人生の冒険です。
例えば、
私が医師になるために通ってきた通過儀礼は、大学入試・解剖実習・病院実習、国家試験。などの医学生として一般的に経験する関門がありました。
試験嫌いの私には辛い関門でしたし、
いのちとは何か?という問いへの様々な気づきを与えてくれる経験がありました。
それに加えてその時期に個人的に経験した関門は、
医療気功の世界に入門して目に見えない体を現実に知覚するようになったこと、
親しい友人の病死を経験したことが挙げられます。
それぞれに私の「たましい」が人生の中で超えるように求めてきた、後戻りできない一方通行の関門です。
その門をくぐる時、それぞれに「生まれる苦しさ」に似た苦痛を経験しました。
おそらくあなたも、
これまで生まれてから今までの人生を振り返る時に、
後戻りできない「関門」をいくつも越えて来られたのではないでしょうか?
新しい「面」に生まれる前は不安や恐れを感じるのは自然なことでしょう。
新しい「面」ではどんな風に「息できるのか」「生きられるのか」わからないからです。
でも本当の意味でその恐怖は幻想です。
なぜなら、私たちは「呼吸すること」は初めこの世に生まれ出た段階で獲得した成功者だから。
このいのちは続きます。
そして私たちは死の時を迎えます。
◎小林桜のソウルバースセラピーとは。
「ソウルバースセラピー」とは、私が治療者として人に向き合う時の姿勢や在り方のことを指します。
ですので、特定の手法のことではありません。
私がセッションを行う際に手法として学んで取り入れているものは主に3つあります。
1つ目は、家族システムに働きかける「ファミリーコンステレーション」。
人のいのちの場の背景になっている「家族・家系」という側面の秩序のあり方が個人に深く影響しており、私を求めて来られる多くの方がこのいのちの「背景」への働きかけにより、前へ進む力を見出して行かれます。
2つ目は、ホメオパシー療法。
あなたのその時の「いのちの場」に最も合うホメオパシー薬を選び、処方し服用してもらいます。
(※海外の60カ国では医薬品として取り扱われて規制もされていますが、日本では食品としての取り扱いで規制されていないのが現状です。)
ホメオパシー療法とは、「似たものが似た症状を治す。」という原則に基づいて行う治療法です。
材料になる物質を分子が残っていないほど繰り返して希釈することで、その物質の持つ性質のエネルギーを薬として形にしていると考えていますが。
生命エネルギー体そのものの生命力そのものに働きかけ自己治癒力を促します。
研修は医療でホメオパシーを取り入れる医師の団体「日本ホメオパシー医学会(JPSH)」で3年間行いました。
3つ目は、ハンズオンヒーリング。
私は医学生の時に外科医から気功法を学び、目に見えない生命エネルギー体を知覚するようになりました。
医師6年目に米国トップのヒーリングサイエンス学校で学び、生命エネルギー体の仕組みやそれに働きかける手法を2年過程まで修めました。
生命エネルギー体には肉体・オーラを含めていくつかの側面があり、それは意識そのものであり、意識が肉体を作り出していると言える。という認識を持つようになりました。
以上3つの手法に加えて、やはり医師として訓練や経験をしてきたいのちの捉え方、働きかけ方などは切っても切り離せないでしょう。
場合によっては医学的な質問や提案を行うこともあります。
最後に、私自身の人生経験の全て。
とくに女性の体を持って生まれて、愛することを学んできたこと。
結婚・離婚・不妊・妊娠・出産・子育ての中で葛藤したり苦しんだこと、そして喜びを経験してきたことは私の強みや豊かさでもあります。
私が経験したこと学んできたことで使えるものはなんでも活かすという姿勢で、あなたの人生=「いのちの場」が求めるものに応じて関わるセッションを行ないます。
◎私たちはたましいの望みに沿って生きている
「私たちは生まれてから亡くなる時まで、たましいの望みに沿って生きている。」
「病気や人生の苦難は、成長を望む私たちのたましいからの大切なメッセージである。」
このように捉えるようになりました。
その方が私の見てきたあらゆるいのちの営みについて納得できるからです。
病や悩みなどの苦痛があるとき、たましいが新しく行きたい方向性がある。と理解できます。
その人の生きたい方向性がなんとなく感じられたりもします。
その感覚は、お産で赤ちゃんが生まれてくるのを見守っている時とよく似ています。
ああ、新しい人生の局面へ「生まれようとしている」んだな。
と思って、なるべく静かに見つめます。
誰にも見守られなくてもつるりと生まれ出る人もいます。
でも、たくさんの人は、誰かに見守られて温かくこの世界に受け止められ祝福されることを望んでいると思います。
あなたが苦痛や悩みを経験する時に、
あなたのたましいの望みに沿って進み、後戻りできない関門をくぐり「新しい世界」に生まれ出て生きようとしている。
そして私は、
あなたがこの世界に全力で生まれてきたことを知っています。
あなたの行きたい方向は、あなたのたましいが知っています。
そして、たましいは今いる人生の局面で満ちて、
次の新しい局面へと大いなる力により押し出され生み出されるの感じて戸惑う時、あなたは私と出会うのかもしれません。
私は、あなたのたましいがあなたを運んでくれていることを全面的に信頼しています。
それがどんなに苦痛を伴うものでも、
私は私の出来うる限り、あなたのたましいの動きに意識を付き添わせそれを見つめます。
見つめられることで、あなたのたましいの動きは加速することさえあります。
時にはあなたは「生まれ出でること」への恐れや痛みを感じることがあるでしょう。
そんな時、私はあなたにその恐れや痛みを見つめられるようにそっと背中に触れるかもしれません。
もしかしたら、ちょっとだけ力を入れて押すかもしれません。(笑)
でも、私は知っています。
あなたはすでに人生の成功者なんです。
あなたは、ほんの小さい赤ちゃんの時に生きるか死ぬかの関門をくぐることができた生まれながらの成功者です。
そのことを私はよく知っています。
あなたのたましいの勇敢さと誇り高さを、私は知っています。
◎いのちあることを歓び、人生を楽しむ
新しい人生の局面へ生まれ出でる時、
いのちあることをより歓び、楽しみを味わうことになるでしょう。
なぜって?
それがいのちの目的だからです。
生きることを歓び、人生を楽しむ!
あなたが新しい局面に生まれ出でる時、
もしあなたの人生に触れて関わらせていただければ、それは私の人生の歓びなんです。
そして、より深いの歓びと楽しみが溢れる人生の新しい冒険をまた始められる。
あなたも私も!
大人になったあなたが、あの時生きて生まれてきたことをよろこぶ時、
私は深いたましいからの歓びを感じるのです。
それが小林桜のソウルバースセラピーです。