精子提供について、本から

卵子提供妊娠の話題に思うこと のつづきです。
ある大切な本の一節を紹介させてください。

『ファミリー・コンステレーション 隠された愛の調和』
(バート・ヘリンガー【原著】 グンタード・ウェーバー/ハンターボーモント【編著】 小林真美【訳】)
の71ページ、人工授精(というよりは精子提供)についてバートヘリンガー氏が質問に答えた内容が記載されています。

それを引用させてもらいます。
※ 因みに、翻訳の小林真美さんは、へリンガーインスティトュートジャパンを主催し、日本では日本人独自の背景に対してアプローチできる第一人者であり、私のファミリーコンスタレーションの先生です。
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ヘリンガー:それはまた一体なぜ、彼らをそうするのですか? ほかの男性の精子を使うなら、彼らは夫婦関係の境界線の外側にいってしまい、別れる危険にさらされるでしょう。彼らのパートナーシップはいずれにしろすでに危うくなっているかもしれません。

(中略 以下のエピソードの紹介に続きます)

私は彼と結婚します

ある男性は、以前かかった病気のために子どもを設けることができません。彼は妻に妊娠させるのをいとわない男性をみつけなければならないと告げ、彼らはその子を自分たちの子どもとして一緒に育てるつもりでした。彼女はそのように望んでくれる有名な俳優を見つけることができ、妊娠し、健康な女の赤ちゃんを出産しました。その後まもなく、彼らの結婚は破綻しました。彼女は他の男性と出会い、再び妊娠して、その男性と結婚しました。1人目の娘は、母の最初の夫が自分の父だと思いました。しかし奇妙なことに、彼女がテレビでその俳優を目にするといつでも、彼女はこういうのです。「私は彼と結婚するの」。その後、女性は子どもに真実を話しました。

引用ここまで:::::

家族のシステムには、顕在意識が及ばない深いところに保たれる秩序があります。
私はファミリーコンステレーションを学び、その秩序があるといのちの流れがさらさらと運ばれるようになることを、自分の産婦人科医としての経験に照らし合わせて納得します。

技術の進歩の前に、人は悩みます。迷います。

ですが、ファミリーコンステレーションの場で観察できる「いのちの秩序」はあまりにも単純明快です。

混乱や迷いから目を覚ましてくれます。

いのちの秩序は、愛の法則です。

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